うちの娘が3歳の時に読んでいた絵本をご紹介するシリーズ10回目。
パンやのくまさん
フィービ・ウォージントン/さく・え セルビ・ウォージントン/さく・え まさきるりこ/やく
クールな仕事人・くまさんシリーズの1つ。
ぬいぐるみのように可愛らしいくまさんがパン屋として働く1日を描く。
くまさんは、パンを作ったり売ったりお金を数えたりと、リアルなパン屋さんと同じく、クールに仕事をこなします。
大人目線で考えてしまうと、何故くまさんがパン屋で働いているのか?お客とどうコミュニケーションをとっているのか?などなど、ツッコミどころ満載なんですが(私だけ?)、
娘は当然、素直に受け取って読みます。
くまさんがレジの前でお会計をしている場面を見て、
娘「くまさん”くださいな”してるね~。パン買ったのかな~」
我が家では、スーパーなどのお会計のことを「”くださいな”、しようね」と言っています。
くまさんがお会計をしているのは分かったようですが、くまさんが店員で、パンを売る側(レジの向こう側の人)であることは分からなかった様子。
とはいえ、おいしそうなパンの絵を気に入って、娘は何度も読んで~と持ってきた1冊です。
バーバパパかせいへいく
アネット=チゾン/さく タラス=テイラー/さく やましたはるお/やく
バーバパパシリーズも説明不要の世界的に有名なシリーズ、なんですが、
私はちゃんと読んだことが無く、娘と一緒に初めて読みました。
うーん、登場人物が謎の生物バーバパパだからって、おはなしは柔軟とか奇想天外ってわけではないみたい。
単に私が海外のユーモアを理解できないだけなのでしょう。
娘は火星原生植物とバーバパパたちの戦いを怖がって、そのページでは顔を伏せるほどでした。
その割には、怖いもの見たさなのか?何度もこの巻を読んでもらいたがりました。
平和なバーバパパシリーズで、戦いが描かれる珍しいおはなしです。
パオちゃんのかぜひちゃった
なかがわみちこ/さく・え
娘お気に入りの「パオちゃん」シリーズ。
親の立場からすると、子どもに良い生活習慣をつけるための教科書的に読んでしまいます。
表紙の絵を見て、
私「うさぎちゃんは、ちゃんとガラガラ(=うがい)してて、えらいねー。だからコンコン(=咳)してなくて元気なんだね。うがいしようねー」
娘「うさぎちゃん、えらいね~」
私(よぉし!これで、うがいを嫌がらずにしてくれる!)
なんて会話をして、絵本を読み始めたら、数ページ後に、
うさぎちゃん、風邪ひいちゃった(>_<)
つまり、風邪をひかないために正しい生活習慣をつけましょう、という内容ではなく。
風邪をひいたらツライんだよ、遊べなくなっちゃうんだよ、という基本的なところを子どもに分かりやすく伝える内容だったのです。私が先走りすぎただけです。
後日、帰宅時に娘にうがいするよう言うと、
娘(笑いながら)「うさぎちゃん、うがいしたのにカゼひいちゃったね~」
私「でも、パオちゃんみたいに風邪ひいたらあそべなくなっちゃうよ?」
娘(まじめな顔)「カゼひいたら、プリン食べたい!」
この他にも、風邪をひいたときしたいことのリクエストをする娘・・・
彼女の誤解を解くのは難しかったです(汗)