上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展関連企画「バルサの食卓 対談(食のことば)」に参加しました(後編) | おうちエンジョイライブラリー   

2016年6月13日

上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展関連企画「バルサの食卓 対談(食のことば)」に参加しました(後編)

「上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展」(2016年7月3日(日)まで世田谷文学館にて開催中)の関連企画「バルサの食卓 対談(食のことば)」に参加して来ました。

前編に続き、対談の様子と感想を後編としてお届けします。

世田谷文学館「上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展」関連企画「バルサの食卓 対談(食のことば)」


食べることは生きること


西村淳さん(「南極」料理人・作家)の南極での珍しいエピソードや鉄板ネタに場内爆笑!
もう一人の対談出演者、平松洋子さん(エッセイスト)も負けじと(?)、韓国の「くさや」よりも臭いが強烈という「ホンオフェ」(エイの一種「ホンオ」を発酵させて作ったもの)のお店に行ったり食べた話を披露。

笑いを交えたお二人の珍しい食材の体験談で座があたたまったところで、
平松さんが話題を文学的な方向へ。

南極や宇宙など極限の環境で、人間は食べることが娯楽の一種になり、
食べ物に対して、それまでの経験や妄想も含め、記憶や物語も一緒に食べている。
池波正太郎「剣客商売」など、食べ物が「生きること」を表現する一種の装置として作中に登場する。

守り人シリーズも、湯気が立つような異世界の食べ物や食事のシーンを丁寧に描写することで、物語のリアリティが増している。多数の登場人物たちの想いが交差する重層的なストーリーに、さらに奥行きを与える効果がある。

一度は食べてみたい美味しそうなノギ屋の弁当に、物語を支えるそんな効果があったとは・・・!


サプライズゲスト登場!
世田谷文学館「上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展」関連企画「バルサの食卓 対談(食のことば)」

じつは私、サプライズゲストが来るのを知ってたんです。

って、特別なコネがあるとかそういうんでは全くなく(笑)、たまたま偶然、対談イベント前に企画展を見ていたら、聴き慣れた声が聞こえてきて・・・
なんと!原作者の上橋菜穂子さん!!

しばらくは偶然居合わせたラッキーな方々と共に、原作者による展示説明を聴きました♪

展示にいらっしゃってるのに、対談イベントに出演しないわけがない!
対談中、どこで上橋さんが登場するかワクワクして待っていました(笑)

15時頃、上橋さん登場!
で、上橋さんが企画展の展示写真にもあるアボリジニの人たちと食べたゴアナ(オオトカゲ)やエミューの蒸し焼きの話をしはじめ(なにがどうしてこうなった?)、

料理は道具が無くてもできる、という意見で3人盛り上がり、
西村さんは南極のホットプレートが無い場所で、焼き肉をするためにどんな道具を使ったかとクイズを出したり。
(答えはアイロンを使うと、テフロン加工されていて丁度よかったそうw)

おーい、作者が来たのに、作品の話どころか、どんどんカオスがパワーアップしてるんですけど!!収拾つかない!(笑)

まとめ的なもの



西村さんと平松さんに上橋さんも加わって、3人になってもほとんど、ゲテモノとかカオスなトークで盛り上がってました(笑)
が、上橋さんの創作の裏話も少し聴けました。

物語に登場する食べ物は、作者自身が食べたいものを書いている。

また、「天と地の守り人」で新ヨゴ皇国が鎖国した時、故郷に帰れなくなった人が食べ物で望郷の念にかられる場面では、上橋さんもフィールドワークなどで長期の海外生活中に痛感した想いを表現した。

創作中は、食べ物の描写から登場人物のアクションや状況描写など全て、頭に浮かんだり感じたことを残らず書き出している。
アクションシーンなどは過剰に書きすぎてしまうので、後から削る作業をする。


「上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展」の関連企画「バルサの食卓 対談(食のことば)」は、サプライズで上橋さん本人も登場し、思った以上に楽しく濃い対談を聴くことができました!
上橋さんの作家とはまた違う、気さくなお人柄も知ることができました。
4月の関連企画「上橋菜穂子さんとふれ合うひと時」は抽選に外れてしまい悔し涙を飲んでいたんですが、今回参加して本当に楽しかったです!

守り人シリーズやその他の作品もあらためて読み返したいです。

1 件のコメント :


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